動機
目的
と書いてきて、
目標
がどうしても書き進まなかった理由ですが、
目標
を掲げる勇気が出ませんでした。
稽古中、師範に何度となく、
「なんのための稽古ですか?目標をきちんと持たないから、先に進まないんですよ。」
と詰められ、
詰められるたびに、
(究めたくて始めたわけじゃないのに)
と、
(体力増進と減量のために始めたんだけど)
と、
娘をダシにして始めた私は甘えていました。
一つの大会を終えるたび、
可愛い少年少女が一人、また一人と違う世界に向かってしまうたび、
自己嫌悪に陥るたび、
落ち込んで底で這いずっていました。
私は空手を習い始めてから一年間、旦那と空手の話をした事がありませんでした。
旦那は私と娘が空手を習う事を承諾したものの、
興味がないのか関心がないのか、何も聞いてきませんでした。
へそくりで娘と私の二人分の空手着を黙って買いました。
洗濯し終わった空手衣が物干しざおにかかっているのを見て、
「買ったの?」
と聞いてきた。「うん」しか答えなかったし、それ以上聞いてきませんでした。
TVのボクシングを旦那と見ている時、
「この人、足止まってるね。腕下げてガードしてないね。」
と私は言ってしまいました。確か亀田兄弟の試合だったと思います。
「空手の飛び足はボクシングと違います。
自由組手の手の位置は顔の前ではありません。」
って師範の言葉を聞いていたから、
そんな所を見てしまったんだろう。
今までの私は、格闘技に興味がありませんでした。
チャンネル権は旦那にあるので、
旦那が見ている番組をチラ見して、興奮する旦那を横目で見ていました。
そんな私が真剣にボクシングを見て、足の動きや手の位置なんて言いだしたから、
旦那もきっとびっくりしたんだろうな。
そのあとから、ポツポツと空手の事を聞いてきました。
「まだ空手やってんの?」
「空手、続いてんの?」
これって夫婦の会話?と思われる方も多いでしょう。
旦那は多分、私がココまで続かないと思ってたんでしょうね。
私も、旦那に話せば、厳しい師範の話ばかりになりそうで、
気持ちが揺らぐ気がしたんです。
私:「空手ってさ、型っていうのがあってさ、覚えられないんだよね。」
旦:「そんなのも知らんかったのか?」
私:「知ってるの?知ってたの?何で知ってるの?習ったことあるの?」
旦:「常識だら。」
ガーーーーーーン!!
常識なのか?
空手の歴史ももちろんだけど、
空手の中に伝統空手の流派と極心会館のフルコンタクトがあるなんて知らなかったし、
そういうのに興味もなかったし。
もっと言えば、カンフーと空手の違いも判ってなかった。
師範、すみません。
空手に組手と型があるのは男だったら誰でも知っていると、旦那は言いました。
はぁあ。
この頃からです。
最近、空手、どおよ?
と聞かれる度、
「師範が厳しい(T_T)」
と愚痴愚痴してしまいました。
つい最近も、そんな話をしていたら、
「べつに大会に出るために始めたんじゃないでしょ。
体力づくりの為に始めたんだからって先生にはっきり言えばいいじゃん。
はっきり言わないから、ダメなんだよ。」
いやだ!ちがう!自分でもびっくりしたんですが、
旦那の発言を真っ向から全否定した言葉を心の中で絶叫していました。
そう、体力づくりで始めたんですけど、
それだけじゃない
上手くなりたい
上手くなって帯の色を変えていきたい!
心の奥底で思ってたんですね。
でも甘えと謙遜とで、それを口に出せないんです。
謙遜と言えば聞こえがいいけど、
口に出した以上は、達成しなきゃならないですから、
達成させる自信を持てないでいたから、
口に出せなかったんですね。
そして、師範に問われても答えられなかった理由のもう一つ、
師範に100点満点もらえる答えしか、受け取ってもらえないと思っていたからです。
でも、子供に混じって走って飛んで泣き笑いして、
成長しなきゃ上達しなきゃいけないって、
やっと大きな声で言える自信がつきました。
何年かかるか解りませんが、
やっぱり、黒帯は欲しいです。
娘と息子と3人で、親子で団体型に出場したいです。
空手をやっているものにとって、黒帯は目標ですよね。
実は、私が今、目標を失いつつあるのです。
黒帯になり、大会にも出て(成績は残せませんでしたが・・・)やりたい事はすべて経験してしまったんです。
もちろん空手を辞めるつもりはありませんが、色帯の時のがむしゃらさや集中力が途切れてしまっています。
今は自分を見つめなおす良い時期なのかな・・・と。
末ママ☆さんは、今自分と向き合えたんですね。
これからですよ^^